MY ROOTS BOOKSのテーマは『re:わたしに・かえる・ことば』earth garden “秋”

コロナ禍で開催するearth garden “秋” ですが、MY ROOTS BOOKSでは、「re:わたしに・かえる・ことば」をテーマにブースを設けます。自分に立ち戻れるようなことばを短冊に書いて吊し、選書した本も閲覧いただけます。是非お越しください。

生かされている

つい先日のことですが、
「あぁ、、もう本当に疲れた。」
と、ふとこぼしている自分の声に驚いたことがあります。
でも多分それは1度ではなく、何回か。

人は誰でも死ぬ。本人の思惑とは別に、理不尽な亡くなり方をしてしまうこともある。その当たり前のことを改めて突きつけられているこのコロナ禍の日々。もうあと2ヶ月で今年も終わるというのに、明確な終わりなどない状況に、自分の認識よりもずっと心が痛手をおっているようです。

私たちイベントに携わる職業の人は、今とても難しい状況に置かれています。でも、もっと深刻な人がたくさんいます。日々の暮らしの導線では目に触れない、もしくは気づけないだけで、どれほどの涙が流されているだろうと想うと胸が痛くなります。先日新聞で、赤ちゃんのいる母子家庭で若い母親が「お米以外のもの(味噌汁)をひさしぶりに食べた。」と書いてあったのを読んだときには、気の毒で途方にくれる気分になりました。

でも、私たちは生かされている。なんとか生きる。

雑談の効用

こういう状況のなかで、私はどうしたいのか?何を願っているのか?を理解できていることが、とても大事だと私は思います。自分が何を願っているのか分からなかったら、自分を受け入れられずざわつくばかりだし、どう行動すればいいのか考えることもできません。

それを助けてくれるのが「ことば」です。

このコロナ禍で減ったこと一つに、雑談があります。人にもよると思いますが、例えば、職場で朝仕事を始めるまえの数分、ミーティングの前後、スーパーでの立ち話など、なんでもないような雑談が本当に少なくなってしまいました。

私は、特に1人暮らしで、生活に困窮している人やお年寄りの会話不足が深刻だと思います。自分の心がつかめないまま、出かける頻度も減って身体も重くなり、孤独で暗い方へ気持ちが動きがちになるでしょう。

仕事では、オンラインミーティングはとても便利ですが、余計なことを話題にしづらい傾向があります。参加者がどう思っているのか?様子が分かりきらない中、話しを変えたり、膨らませる話題を提案するのはちょっと勇気がいるからです。結果、議事に沿ってまっすぐ進行していき、話し合いにも実は有効で必要だった雑談が減っています。

自分だけでも雑談する

どうしたら本来のじぶんにかえる(何を願っているのか分かる)ことができるのでしょうか?誰かとの会話を楽しめる人はそれを手がかりに。本当に深刻で辛い人は、誰か話したい人に辛さを打ち明けて、話し相手になってもらえるようお願いしてみましょう。

自分一人でもやり方はあります。

言葉を書き出す
だらだら書くのもいいし、詩のように韻を踏んでみるのもオススメです。

本を読みながら、気になるところに線を引きながら読む
意外なところにピンときたりして、気づきがあります。

感情を書き出してみる
「疲れた」「悲しい」「不安だ」そんな事を書いて、しみじみと感情に浸っていると、「あ、あの映画がおもしろかったから、久しぶりに観てみようかな。」とか、ユーモアが必要だったと気づくような事もあります。

形のないモヤモヤした不安をことばにしてみてください。

earth garden “秋” にご来場いただく皆様。久しぶりにせっかく代々木公園に来るんですから、自分でコロナ対策をしっかりと対策&意識しつつも、心から人との出逢いを楽しんでほしいです。誰かとの会話のなかに、アーティストの歌詞に、あなたの大事な言葉があるかもしれません。素敵な秋の週末と共に、久しぶりのearth gardenをどうぞお楽しみに!

田川登美子

earth garden “秋” 2020
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