商品の先にいる「誰かに」思いを馳せることができる。earth garden “冬” はマーケットにフォーカスします

今年もあと1ヶ月ほどになりました。あれよあれよと言う間に混乱に陥っていった新型コロナ騒動。そんな今年、代々木公園でのイベントearth gardenをスタートさせて20周年の節目の年でした。イベント企画制作オフィスとしては25年となります。

(アースガーデンの成り立ちに興味のある方は、こちらの記事をご覧ください。http://www.earth-garden.jp/event/before2010/ )

earth garden “冬”は「マーケット」にフォーカス!

来年は、21年目ということで新しいスタートを切る気持ちで迎えたいと思っています。そんな私たちが改めて考えているのは、今だからこそ、作り手に直接会って買うことができるマーケットにフォーカスしていくということです。

20年前には想像できなかった買い物の仕方で、多くの人の生活が回っています。ネット通販・コンビニ・100均・郊外の巨大モールの台頭。安くてどこでも同じ商品を安定した品質で購入でき、生活に欠かせない存在になっています。

忙しい毎日に、限られた生活費に、それで充分じゃないか?と思う人も多いのでしょう。でも、それだけではすり抜けていく楽しさや喜びをみなさんに体感してもらい、お家に持ち帰っていただく場でありたいとアースガーデンを開催しています。

買い物が便利になっても、心の真ん中に置いておきたいもの

earth gardenでは作り手に会えますが、日常の買い物ではどうでしょう?

パッケージの中に入れられ大量に売られている商品を見ると、品質や価格に目が行きがちで、その商品の先にいる縫製した人の暮らしまで想いを馳せるのはなかなか難しいと思います。それがネット通販ならなおさら。

どこの国で
どんな人が
どんな気持ちで働いて
どんな顔して作ったのかな?

そんなことを、たまには想像してみてください。

コンビニのおにぎりだって、誰かが機械を管理しています。我が子が日雇い派遣のバイトでたまたまスーパーで売るためのお肉をパックに詰めるバイトをしたのですが、アジア系の外人さんがたくさん働いていたそうです。

誰だって、一つモノがあれば、そこに人が携わっていることを頭では分かっています。でも、買い物の仕方が変わって、シャッター商店街も増えて20年前よりずっとずっと人の気配を感じる機会が減ってしまっています。何気ない暮らしぶりを流すようなユーチューバーが人気なのは、当たり前の他人の日常を垣間見て、安心したいからじゃないかと思います。

コロナ禍以前から日本の自殺者が多いことは、人と出会う機会が減ったことや、個性の雑多さが見えづらくなっていることと関係している気がします。もっと本当はみんな凸凹なはずです。イジメやネット上の誹謗中傷などが激しくなっていくのも、誰も自分や自分の個性を見てくれていないような寂しさや不安が根底にあるのではないか?と私は思っています。

会えなくても、そこに人はいて、いつだって、私たちの生活を支えてくれている。でも、どうしても不安になる。そう感じる人はearth gardenに来てくださいね。

2021年earth garden“冬”で仲間と会おう!

変わらない笑顔とそれぞれの近況をもちよって、earth garden“冬”で温かい食べ物や飲物で新年をお祝いしてください。こんな不安な御時世だから、節目の人は進学や就職、お金や健康について涙する人もいるだろうと思います。

パソコンやスマホ越しでなく、目の前にあなたを必要としている人がいるのだから、格好つけず辛いなら辛いままで、楽しいなら楽しいまま、飾らないあなたで友だちと出会う、そんな新しい1年をスタートしてはいかがでしょうか?

できるだけ安心して過ごしてもらえるように

わたしたちは、コロナ禍でも安心して過ごしてもらえるように準備をすすめていきます。

また、earth gardenで出店しているお店だからと、信頼して買い物してもらえるように「もっと自由なオーガニックを」をテーマに、自然・身体・心に優しく、そしてカラフルに、これからもWell-beingで素敵なマーケットを展開してきたいと思います。

どうぞお楽しみに!

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いろんな人がいて、いろんな人と会える。「多様の場を日常的に」開くことがアースガーデンの役割


earth garden “冬” 2021