小さくても壮大。アーティスト<友永詔三>の世界観を見に、ライブフォレストからもう少し散歩しよう

自然豊かなあきる野エリアは、川遊びやBBQなどのアクティビティが充実しているイメージですが、実はアートも楽しめます。自然と一緒にアートも鑑賞したい、そんな方はぜひ訪れて欲しいおすすめスポットをご紹介!

ご注意
緊急事態宣言中は休館です

あきる野の異世界へ

東京のあきる野市、JR武蔵五日市駅から深沢集落の里山の道を進んだ先にある、造形作家・友永詔三(ともなが あきみつ)氏の「深沢小さな美術館」。友永氏は1979年から3年間放送され、人気をよんだNHKの人形劇「プリンプリン物語」の人形作家として有名ですが、それ以外にも幻想的なオブジェや美しい少女の塑像、木版画など、数多くの作品を手掛けており、それらが所狭しと並ぶ館内に入ると異世界に紛れ込んだような感覚になります。

ガウディの初期建築を参考に古民家を改築

美術館の大きな魅力の一つは、展示作品に加え、建物と庭園も含め魅力がギュッと詰まった”友永ワールド”を体感できるアートスポットであること。アプローチのさまざまな植栽や木彫りの妖精”ZiZi”に見守られながら進むと美しい曲線や曲面が多用された石造りの建築が現れます。約180年前の古民家を友永氏がご自身で改築しましたが、その前にガウディの初期建築を参考にするためにバルセロナを遥々訪れたそうです。

都心からエスケープして非日常の体験を

四季折々の自然が楽しめるテラスにある喫茶スペースもおすすめ。池で気持ちよさそうに泳いでいる錦鯉やチョウザメを眺めながら、奥さま手作りのスイートポテトとお茶をいただいていると、文字どおり時を忘れ、心がほぐれていくようです。ここにいると都内であることを忘れてしまいますが、新宿から約1時間半で来られるアドレスです。

友永氏は「プリンプリン物語」以外も70年代以降さまざまなNHK人形劇を制作してきましたが、同時代には宮崎駿が同じくNHKで「未来少年コナン」を手掛けていて、アニメと人形劇とジャンルは違えども、共に後世に残る名作を生み出したお二方の持つ幻想的な世界観は共通する魅力を感じます。
ジブリが好き、という方はきっとここも気に入るはず。

深沢小さな美術館

住所:〒190-1072 東京都あきる野市深沢492
Tel/Fax:042-595-0336
開館:10:00-17:00
休館日:水・木曜日 12月-3月(冬季休館)
入館料:成人500円/小中高校生200円
交通:車:圏央道あきる野ICより約30分
電車:JR武蔵五日市線武蔵五日市駅より徒歩約45分、またはタクシー
ソラリズム夏2021の会場、ライブフォレストからは歩いて20分ほどです。

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ソラリズム夏2021
日程:2021年7月18日(日)
時間:13:00〜20:00(予定)
場所:多摩あきがわ ライブフォレスト自然人村
(都心から車で60分、JR武蔵五日市駅徒歩20分)
www.earth-garden.jp/event/solarism_210718/

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