毎年10月11日!「国際ガールズデイ」って知ってる?

国際ガールズデイ 知っていますか?

10月11日は国連が提唱する「国際ガールズデイ International Day of the Girl Child」です。2011年12月に制定され今年4回目を迎えます。「女性であること」「子どもであること」で、家庭や社会で軽視され、時には危険な目にあってきた少女たちの、教育の機会の保障と社会的地位の向上を目指しています。

「国際ガールズデイ」

YWCAは女性のエンパワメントのために、国連女性の地位委員会(CSW)や国連人権理事会(UNHRC)などで長年ロビイングを行い、世界各地で児童婚や強制婚そして貧困のリスクにさらされている少女を助ける活動を行っています。日本ではアドボカシーを中心に、各地でさまざまな講座やワークショップ、DVの電話相談などの事業を行っています。

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ザンビアのムナルラの例を見てみましょう。

ザンビアのムラマティラで生まれたムナルラは、レイプされた相手である39才の男の3番目の妻として、13才の時に結婚を強制されました。その後ムナルラはYWCAに相談に訪れ、夫と別れて幼い子どもを育てながら学校に戻りたい、と訴えました。YWCAスタッフは、夫に、ムナルラの教育への権利と、彼が違法に侵害したムナルラの性と生殖に関する健康と権利などについて話しました。その結果、ムナルラは無事復学し現在カオマ中学の10年生です。YWCAは学費を援助し、別れた夫は子どもの養育費を出しています。ムナルラは、YWCAが自分の権利について自信がもてるようにしてくれた、と語っています。

貧困の撲滅、ジェンダー平等は長年、世界の開発目標とされてきました。しかし多少の前進は見られるものの、女性や少女を取り巻く状況は依然として厳しいと言わざるを得ません。

国際ガールズデイをきっかけに、あなたもこの問題を考えてみませんか?

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YWCAのサポーターになってください!

YWCAでは、女性と少女のエンパワメントのために、アドボカシーのほか、さまざまな講座を実施し、国際会議にメンバーを派遣しています。あなたもサポーターとしてYWCAの活動を支えてください!

YWCAとは

YWCA (Young Women’s Christian Association) は、世界事務局をジュネーブにおく国際NGOで、国連の諮問機関です。1855年に英国で始まり、現在世界120あまりの国で、約2500万人の女性たちが活動しています。日本においては1905年の設立以来、100年以上にわたって、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現するために、さまざまな社会貢献活動を展開しています。

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