アースガーデン“冬”出展紹介その4 アムネスティ・インターナショナル日本

アースガーデン“冬”に向けて、マーケット紹介第4弾は、 去年の冬の開催でも、「人権問題」についての呼びかけを蝶々のデザインを使って、素敵なブースアピールをされていた、アムネスティ・インターナショナル日本さんです。

アースガーデン“冬”でアピールされる【バレンタインデーアクション】について、以下の二つのテーマでご紹介いただいたので、是非ご覧くださいませ〜♪
・チョコレートをめぐる悲しい現実 ・私たちに何かできるの?

____________________________________

アムネスティ・インターナショナルは、世界中すべての人に人権が守られる社会を目指し活動している世界最大の人権NGOです。

人権侵害が起きている国へ迅速に調査員を派遣し、独自に入手した正確な情報に基づいて政策提言を行ったり、150カ国280万人の会員・サポーターが人権侵害をやめさせるためのハガキを書くなど非暴力の活動をしています。今年2011年には創立50周年を迎えます。

世界各国のアムネスティ・メンバーたち

今回のアースガーデン”冬”では、フェアトレードのチョコレートとココアを通して、「児童労働」の問題を知ってもらいたいと思います。

●チョコレートをめぐる悲しい現実

もしも、チョコレートの原料カカオの農園で子どもたちが奴隷のように働かされていたり、収穫されたカカオ豆が先進国の商社に安い値段で買いたたかれ生産者の人びとが貧困に苦しんでいるとしたらどうしますか?

カカオ農園で働く子ども

日本がガーナなどアフリカの国から輸入するカカオ豆の価格は、製品となったチョコレートの約0.5%に過ぎないと言われています。200円のチョコレートのうち、農園主に渡るのはたったの1円です。そこから農園で働く人に払われる賃金はさらにわずかです。そのため、農園主は少しでも安い労働力を求め、子どもたちを奴隷として働かせるようになります。

児童労働は、子どもたちの教育を受ける権利を奪うだけでなく、安い労働力として大人から仕事を奪って貧困層の人びとをさらに貧困にし、教育を受けずに育った子どもたちから未来までも奪っていきます。

このような悪循環をなくすため、生産コストに見合った価格で途上国の生産者と長期的に取り引きすることで、貧困のない公正な社会をつくるための貿易のパートナーシップが「フェアトレード」です。

フェアトレードのココア

●私たちに何かできるの?

アムネスティ・インターナショナル日本では、児童労働をなくすために、他のNGOや労働組合、ILO駐日事務所などとともに児童労働ネットワークを組織して活動をしています。

これまで、写真展や学習会などを通して日本でも児童労働について知ってもらうとともに児童労働が行なわれている国の政府に対し、

「子どもの権利条約」を守るよう求めたり、子どもの学ぶ権利を侵害しないようお願いするハガキやメールを送る活動を続けてきました。

バレンタインデーに向けて、アムネスティではフェアトレード・チョコレート4枚(2種類あります)と「世界人権宣言」がおしゃれな小冊子になった「人権パスポート」のセットを販売しています。


フェアトレードチョコレート

あなたもこの機会に、チョコレートと児童労働の関係について知ったことを、友だちや周りの人にぜひ伝えてください。

世界中の子どもたちが子どもらしい笑顔でいられるように、私たちにできる小さなことから始めませんか?

人権パスポート

アムネスティのバレンタインデーアクション

http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2943