ただいま!東北へボランティアにいったあなたに行ってほしい「おらほの復興市@石巻」

石巻に帰っておいで

おらほ=”私達”の復興市、11/11に開催

おらほ=”私達”の復興市

「おらほ」とは「私達」という意味の東北の方言だ。昨年の10月に第一回が開催された大規模な復興市である。震災の被害だけでなく、台風15号による水害に見舞われた直後であったが、8000人もの人が訪れた。

去年は出店者として参加したかまぼこやすり身を販売する高政の高橋さんは、第一回目の開催についてこう語る。

高橋さん「震災から半年というタイミングで、よくやれたなぁと思う。女川を見ればまだまだ水産業も復活していないタイミング。でも、やってみて、みんなが活気を求めていたんだっていうことが分かった。」

第二回の開催となる今年は、石巻・女川・東松島と「圏域全体」が一体となりイベントを開催するというのが大きなコンセプトだ。圏域が一丸となり、より多くの魅力を伝えることができる。

東松島の漁師であり商店を経営する桜井さん、石巻青年会議所理事長の大丸さんも「圏域全体」というキーワードに大きな期待を寄せる。

桜井さん「2市1町が一緒になってアピールできる場は今までなかった。たくさんの人が訪れるこのチャンスは最大限に活かして、商品のPRをしたい。現状では、一生懸命作っているものはあるが、それをどこで商品化して、販売したらいいのかという部分がまだ決まっていないところが多い。」

大丸さん「今回のイベントはただやればいいというイベントではなくて「地域連携」というこれからの石巻周辺の地域づくりの基礎になる集まりだと思います。」

石巻を訪れたあなたにもう一度来て欲しい。

11月に開催を決めたのは、石巻地域の旬のものが一番多く取れる時期だから。ボランティアで石巻を訪れた人は、遊びに行くことに事に躊躇してしまうかもしれないが、それもまた復興へのサポートだ。

最後に、実行委員長の熊谷さん、事務局長の毛利さんから開催に向けてメッセージをもらった。

熊谷さん「今回の会場は、江戸時代の武将支倉常長が船に乗ってヨーロッパに渡ったことを記念に作られた場所です。復興市もこれにあやかって、この地域の良い所をたくさんのことを発信したい。」

毛利さん「あなたを待ってる人がたくさんいます。美味しい物もたくさんあります。石巻を訪れたあなたにもう一度来て欲しい。

 

文:葛原信太郎
写真:鈴木省一

 


おらほの復興市  〜石巻・女川・東松島〜

圏域の地場産品および復興グッズ、飲食物などの販売や、伝統芸能を中心とした
ステージなどコンテンツ盛りだくさん!
2012年11月11日(日)@ 石巻市 サン・ファン・ヴァウティスタパーク
主催:おらほの復興市実行委員会

その他詳細は下記URLよりどうぞ
http://orahono-fukkoichi.jp/