5月7日、渋谷で反原発デモがありました。4月10日に高円寺であったデモの第二弾。代々木公園から原宿駅、表参道、渋谷駅へと続く豪華ルートです。あいにくの雨でしたが、多くの人が集まっていました。
今回も、1万人以上が参加したそうです。
アルコールが入った人や、何のデモか分からず歩いている人がいたのも事実ですが、これだけの人数を集めるのは、すごいですね。
理解しておきたいのは、原子力発電そのものが「悪」ではないということです。
ウランも、放射性物質も、それ自体はもともと地球にあるもの。
原子力発電所を作り、ウランを使い、放射性物質をたくさん生みだすことで生じるリスクは予測できていました。
そのリスクを冒しても、推進し続けた結果が現在です。
原子力発電は、少なからず私たちの生活を豊かにしてくれました。
その存在を否定することは、私たちの今までの生活を否定することです。
問題なのは、私たちがそのリスクを知らなかったという事実。
もしくは、知っていても何もせずにいたという事実。
都心に住む私たちは、被害者ではないのです。共犯関係だったのです。
いま、私たちは原子力発電の問題を知りました。
原子力発電所の近くに住む人たちが背負う苦難を知りました。
その上で、エネルギー問題とどう向き合うか?
現世を生きる私たちに問われています。
Noの反対はYes。
NoでもYesでもない人は、つまりはYes。
未来は私たちの手中にあります。
たーくさんの人が来てましたよー
グリーンピースの高田久代さん
左/YOSHIYAさん(RADIOTS)右/難波章浩さん(Hi-STANDARD)