『人の暮らすたくましさを伝えたい』我らが井上ヤスミチさんが最後の出店になります。【10/22-23 アースガーデン”秋”】

いつも、素敵な染Tシャツを持ってアースガーデンに出店し、大きな鯉のぼりでステージを盛り上げてくれている我らが井上ヤスミチさん。なんと今回のアースガーデン”秋”をもって出店は最後になるとの噂をききつけ、ご本人にお話を聞きました。全身で前進するための決心。かっこいいです。ぜひ、アースガーデンでブースに遊びに行ってみてください。ブースはアースガーデン本部前!

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ーーなぜTシャツ製作を中止してしまうのでしょうか?

本来は絵を描くことを仕事の中心にしたくて、
イラストなどのお仕事の傍ら、「絵が描いてある服」という位置づけで10年前から手描きのTシャツを作っていますが、
おかげさまでTシャツのお仕事(作る以外に事務や販売も)が忙しくなってしまい、
絵を描くことに手が回らなくなってきたからです。

かと言って組織にして仕事を分担し活動を継続拡大するほどの大人気でもないですし、
それができる器用な人間ではありませんので、
生涯続けたい絵を描くことを取ることに決めました。

Tシャツ作りは嫌でやめるのではありません、残り3ヶ月足らずですが、
悔いの残らぬように思いきりやりつくして、終了します。
12月31日までは受注も受け付けています。
アースガーデンにもたくさん持って行きますよ。

ーー今後はどういった活動をしていくのですか?

Tシャツ作りと平行してずっと描いてきた、絵を描くことを中心に活動を続けます。
描きたい絵を描いて、展示会などで発表・販売すること。
Tシャツ作りが忙しくなったことでしばらく受注を止めていたイラストのお仕事も今年から再開し、たくさん描いています。

イベント会場などでのライブペイントも、10mクラスの大きいものから小さなものまで、挑戦しています。
基本は家の作業部屋で絵を描く毎日ですが、

野外イベントは好きなので、今までと違う形でのおもしろおかしい参加も考えて試しています。
顔に絵を描くフェイスペイント1000本ノック(ただいま43人、残り957人)、
手づくりこいのぼりの展示、
趣味のくす玉のワークショップ、
絵を描いた凧なんかも作って飛ばしたいと思案しています。
もちろんそこには絵も飾ります。

ーーTシャツ製作において、絵を描くことにおいて、共通してやすみちさんが人に伝えたい事はどんなことでしょうか?

人の暮らすたくましさを伝えたいと思い、絵を描いています。
僕自身は全然たくましくないのですが、描き続けていることでたくましく暮らす人々の話をたくさん聞けて、
笑わされて、そのうえ泣かされて、また描きたいことが増えて、そういう日々です。
楽しくかわいく格好良くも大事ですが、かわいい絵はかわいい方々に任せるとして、
かわいくなくても大事だと思うことなど描けるように、なりたいと思います。

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自己紹介をホームページより転載。

井上ヤスミチ
1979年静岡生まれ
東京都豊島区在住 31歳
助産師の奥さんと2人の息子との4人暮らし。

幼少より落書きにいそしむ。
大学時代富山で過ごした5年間に
絵を描くお仕事を始め、
2003年3月上京、本格的な活動を開始。
現在、東京豊島区に自宅兼作業場を借り、
人が生きるたくましさを絵に描きたいと、
日々活動しています。

上京前後の5年間ほどで、
イベントやお店のチラシ、挿絵、インディーズCDのジャケット、
壁画や看板などなど、すごくたくさんのお仕事をさせていただき、
路上や野外イベントなどで数千枚にのぼるダンボールのイラストを
お客さんと対面して描くなど、
「早い・安い・あたりの良い」絵ばかり描いていたのですが、
じっくり自分の絵に取り組みたくなったので、
4年ほど前からお仕事の幅を狭めて、自分だけの絵を模索・展開中です。

2010年現在の主な活動は、
月に2度程度、主に屋外での気に入ったイベントで、
自前の出店テントに、絵とTシャツなどを展示・販売することと、
そういう所で知り合えた、各地のお店屋さんにて、
Tシャツなどを販売していただいていること。

ここ数年は
Tシャツ(手描き染めや自家製プリント)と絵の二刀流で突っ走ってきましたが、
10年続けてきたTシャツの制作は2011年いっぱいで終了、
2012年からはついに、毎日毎日絵ばっかり描くことになります。

野外イベントでの展示販売は、白い壁のギャラリーではないところからの
絵画作品の発表・発信ができないかという自分なりの試みで、
すこしずつ面白い形になってきました。
今後も8月の佐渡島の和太鼓集団「鼓童」のイベント「アースセレブレーション」や
11月の東京武蔵小金井の「はらっぱ祭り」、
5月の八王子の「みんなちがってみんないい」などなど、
参加する人々とのやりとりや音楽・食べ物がじっくり味わえて、
子どもも大人も思い切り笑いあえるような気持の良いイベントに、
絵や絵の雑貨を持参してお店を出したいと思っています。

楽しくかわいく格好良くも大事ですが、
かわいい絵はかわいい方々に任せるとして、
かわいくなくても大事だと思うことなど、
描けるように、今の僕は、なりたいと思っています。

写真は2007年佐渡島にて。

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