木の万華鏡が美しい!F WOOD FURNITUREの吉野壮太が語る「木をムダにしないために」

パッと見ただけでは何かわからないかも。これは木でできた万華鏡なんです。家具を作ったあとに出てくる木の端材。それを利用して作られた暖かさが伝わる作品。イベント当日は、色とりどりの秋の景色をキラキラ光らせて見てください。

木っていう素材を無駄にしたくない
もったいないから生まれた”木の万華鏡”

吉野「オーダー家具を普段は作ってるんだけど、たくさん端材が出ちゃうんだよね。今までは、薪ストーブで燃してたんだよね、使えないから。でも、もったいない。だから万華鏡を作ったの。」

アジアン雑貨やクラフトが並ぶアースガーデンのテントの中に、ログハウスのような、とても温かみのあるブースを見つけたら、それはF WOOD FURNITUREのブースです。ブースの真ん中に並ぶのは、木製の万華鏡。今回のアースガーデン”秋”のメインビジュアルでも使わせてもらっています。六角形に木を貼りあわせたボディに玉を入れ込んだ万華鏡は誰もが迷わず覗き込みます。

吉野「すごい手間かかってるから、今の価格じゃ全然商売にならないんだよ。
でも木っていう素材を無駄したくない。逆に言うと端材しか使わない。最後の最後、もうこれ以上使えないねって大きさになるまでは無駄にしたくない。」

本や瓶、お会計をするレジスターまで木製。ブースの外では椅子とセットになった巨大な万華鏡に子ども達が列を作る。現代アートの美術館に来たようなワクワク感があります。

吉野「代々木公園でF WOOD FURNITUREに出会ったことで、手作り家具の良さを知ってほしい。遠方のお客さんには地元で探してみてください。って案内したりもするんだ。そうやって手作り家具っていうものが、もっと広がってくれればいいと思ってる。」

最近は20代後半から30代のぐらいの若い人からの注文も増えてきているそう。吉野さんのモノを大切にする思いは確実に広がってきている。

F WOOD FURNITURE
http://www.f-wood.com/