更新される日常、更新される価値観。新しい時代を力強く歩くための靴

不要不急な外出は控えてください ───

これまで聞いたことのないアナウンスが飛び交うようになって、もう半年ほどになる。人々は、遊びや旅行を控え、家の中で過ごす時間が増えた。

「ニューノーマル」「withコロナ」…さまざまな呼称があるけど、とにかく「社会の前提が変わった」ということだ。お金を出せば民間人が宇宙に行ける時代に、極小のウイルスが世界の風景を一変させてしまった。

フェス好きのみなさんは、今年をどう過ごしているだろうか。

「春フェスは諦めよう。きっと夏には大丈夫」「あれ、夏フェス…大丈夫かな?」「大丈夫じゃないのでは…?」「ダメかもしれないけど…諦めたくない」「ダメだった…秋フェスもどうなるか分からないな…」

感染の影響は長引き、あらゆるフェスが中止や延期。参加者にとってはもちろんつらいだろうが、フェス主催者もつらい。ある人にとってはフェスは生計を立てる仕事であり、ある人にとっては生きがいだ。

「不要不急」ってなんだろう

なにが不要不急かは、価値観や仕事、生き方によって違う。それなのに、なんとなく「遊びっぽいもの」を「不要不急」と判断し、人々は自粛していった。

でも、ちょっと待って。大事なことは感染を抑えることなはず。人々は交通事故を起こさないように気をつけて車を運転するし、病気にならないように健康に気をつけながら生きている。

「交通事故を起こさない」「病気にならない」といった人生を生きる上での前提のルールに「コロナが感染が拡大しないように気をつける」が増えたわけで、その前提が変わった新しい世界をどう生きるか、に知恵を使わなきゃいけない。

あなたにとって、フェスが不要不急でないならば、フェスが続けられるように、行動や考え方を変えないといけない。フェスが不要不急じゃないと思う、あなたが変わらないといけない。フェスを守るのは、あなたであり僕なんだ。フェスが好きで、フェスが楽しくて、フェスに人生を狂わされてしまったような、僕たちのような人が守らないといけない。

フェスに来ることは、思考を停止しない意思表示

というわけで、アースガーデンでは「コロナ時代のフェス」に挑戦している。

アースガーデンの拠点のひとつである東京の西端に、準常設の新しい野外ライブ会場「多摩あきがわ ライブフォレスト」をつくり(もともとあったキャンプ場のステージに名前をつけて、パッケージにしました)、無観客配信のみのライブからスタート。徐々に会場に入れる参加者の数を増やしていった。そのたびに、コロナ対策のガイドラインを見直し、感染対策のノウハウも蓄積していった。

7/31〜8/2には「#ライブフォレストフェス」を開催。複数のステージと出店があり、参加者は会場内を自由に歩けるフェスを実施した。また9/12〜13には「ハイライフ八ヶ岳 2020」を開催。無事、終了した。

この一連の場づくりのほとんどに参加してくれているROVOの勝井祐二さんは、インタビューでこう語っている。

「人に会わない、家から出ない。それが唯一の解決策ではないはずです。そこにとどまっているだけでは、思考停止です。人間は生きていかなければいけません。だから思考を停止しない。

今、フェスに来るという選択は、思考を停止させないという意思表示です。ハイライフ八ヶ岳は思考停止から一番遠い場所なんです。東日本大震災以降、思考を停止せず、イマジネーションをもって目の前のことを向き合うことが、ずっと大事だと思ってきました。今の時代を生き抜くためにも必ず必要なはずです」

新しい価値観、新しいファッション

考えることをやめない。考え続ける。時代に合わせて更新し続けた結果のひとつが「コロナ時代のフェス」なのだ。そんな新しい時代のフェスに行くなら、その足元も更新しよう。

以前、服装を選ばない防水シューズとしてアースガーデンウェブでオススメしたPALLADIUMの新作「AX-EON RETRO SPLYWP+」は、アッパーにペットボトルのリサイクルポリエステルを使用した防水シューズ。

1991年からエコシューズの発売に取り組んでいたPALLADIUMは、さらに強くそのメッセージ性を押し出した「アースコレクション」を今年から展開している。

パラディウムのデザインディレクターAdrien Touatiは「地球の資源は、再生が追いつかないほど急速に消費されています。私たちパラディウムは、小さな一歩かもしれませんが、環境に悪影響を与えるものを減らすために、ブーツをつくる方法を再考する決心をしました」と話す。

実際に #ライブフォレストフェスの3日間、AX-EON RETRO SPLYWP+を履き続けたが、暑いさなかでもさほど蒸れず、足をしっかりとサポートしてくれた。

企業の責任として、サステナブルなプロダクトづくりに取り組むPALLADIUMにはとても好感が持てるし、応援したいと素直に思う。

更新される日常の過ごし方、更新される遊び方、更新される価値観。新しい日々を力強く歩くために、その足元も更新されるべきではないだろうか。

AX_EON RETRO SPLY WP+

パラディウムは今シーズン、日本の気候やニーズに合った、モノづくりを実施。都市からアウトドア、ファッションからビジカジまで、デザインと機能が両立したモデルを展開する。この秋はミリタリーテイストな防水シューズ、AX_EON RETRO SPLY WP+(アクシオン レトロ サプライ ウォータープルーフプラス)が日本限定で登場。

フランス軍のリクエストで開発した軍靴をルーツに持つパラディウム。今シーズン登場する“AX_EON RETRO SPLY WP+(アクシオン レトロ サプライ ウォータープルーフプラス)”は、本国フランスが提案するアーミートレーニングシューズをスニーカーライクにアレンジしたニューモデル。防水仕様で雨の日やアウトドアでも活躍する。

アッパーにはリサイクル素材を採用し、エコを表現するピクトグラムをアクセントとしてプリント。ブーティー構造・メンブレンを採用した防水仕様に、ミッドソールはEVA素材を使用したパラディウムオリジナルのPARADROP(パラドロップ)ソールで、優れたクッション性と快適な履き心地を実現した。

Men’s
Women’s

リサイクル素材

フランスではエコのパイオニアで知られるパラディウムが推し進めるサスティナビリティを表現したピクトグラムをデザインとしてプリント。アッパーにはリサイクル素材を使用。

クッション

ミッドソールにEVA素材を使用したPARADROP(パラドロップ)ソールはパラディウムオリジナル。パラシュートの緩やかな着地から連想されたクッション性が快適な履き心地を実現する。

防水性

撥水アッパー素材は非吸水性糸を採用。ライニングはメンブレン(防水膜)で袋状に覆ったブーティー構造、サイドからの水の侵入を防ぐガセットタン仕様で優れた防水性を可能に。