東京で焚き火を楽しむ。ファイアリング フェス開催

みなさん、焚き火は好きですか?寒くなってくるこの季節、火の暖かさが恋しくなりますよね秋から冬にかけては焚き火が欠かせないという人もいるのではないでしょうか。

12月に焚き火をテーマにしたフェス「ファイアリングフェス」が東京都あきる野市で開催されます。

企画をしたのは「ナチュフェス東京ミーティング」。
これからの野外フェスティバルと環境教育をひとつのキャンバスに描こうと、2015年のアースデイ東京で産声をあげて以来、持続的な社会の実現へ向けたアクションの模索を続けています。

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火を学び、森を知るプログラム

焚き火をする時にはどんな薪を選んだらいいのでしょう。どうしたら、炎を大きくできるのでしょうか。あえて寒い季節に開催するのだから、ファイアリングフェスではとことん焚き火に注目します。火の付け方や火の育て方など、ワークショップで焚き火を学びます。

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会場があるあきる野市は森林が約60%を占めていて、かつては山から木を切り出し、木材や炭を江戸に送っていました。昔から木や森ととても深いつながりのある場所での開催だから、森をテーマにしたトークプログラムも行います。
ゲストは東京の森で活動する「東京チェンソーズ」代表の青木亮輔さん。
東京の森で働く青木さんに、林業のこと、東京の森の今をお聞きします。

東京チェンソーズ代表 青木亮輔

東京農大林学部卒業。学生時代は探検部の活動に熱中し、モンゴルで洞窟を探ったり、メコン川をチベットからカヌーで下ったり…。現在は檜原村に妻と飼い犬のマルコとともに住んでいます。

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皆さん、初めまして。東京チェンソーズです。東京チェンソーズは東京・檜原村を拠点とした林業会社です。創業が2006年でしたので、今年はちょうど10年の節目の年ともなっています。

東京都では島嶼部を除き唯一の村である檜原村は、その面積のじつに93%が山地という山の村。私たちはその村の自然に沿った仕事をしています。

林業では秋から冬にかけてが立木の伐採シーズンとなっています。今年も10月下旬に伐りました。山ではいま、そのとき伐った木が天然乾燥中です。

出荷は年明け。あきる野市の製材所を経て行く先で、木造のナチュラルな家となります。東京の木で東京に家を建てるんです。

家にならなかった木は木工に使われ、家具になります。枝や葉も使います。昨年は恵比寿ガーデンプレイスで行なわれたグランピング・フェアで、テント周りに飾られ、あたりに森の雰囲気を醸し出しました。

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多摩産ジビエ

フランス語で野生鳥獣の食肉を指す「ジビエ」。なんと、地元多摩産のジビエが味わえます。あきる野市をはじめ、西多摩地域はシカやイノシシなど野生動物の宝庫。しかし、今動物と森との間には問題も見えてきています。ジビエを食べつつ、東京の森に思いを巡らせてみませんか。

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キャンプファイヤーと音楽も

焚き火と言えばキャンプファイヤー。キャンプファイヤーと言えば音楽。
全国の森を旅して、森と人を繋ぐ「森のシンガーソングライター証(あかし)」が、キャンプファイヤーならではのハートビートミュージックや、静かなアコースティックミュージックをプロデュースします。

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森のシンガーソングライター証(あかし)
「森と歌を繋ぐ専門家」として、キャンピングカー「ココニクル号」で日本全国の森を旅して、森の歌ライブを展開。森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を、音楽と共にお届けします。
森林インストラクター(全国森林レクリエーション協会)
http://akashi.uzura.info/

今はスイッチ一つで部屋が暖かくなって、お湯も出ます。でも、もしかしたら本物の火と向き合う機会はほとんどないのかもしれません。私たちと一緒に木と火に囲まれる、そんな一日を過ごしてみませんか。

ファイアリングフェス

日程:2016年12月17日(土)
時間:13:00~17:30(12:00開場)
場所:東京都あきる野市 自然人村(JR武蔵五日市駅下車徒歩20分(タクシーあり)
料金:一般4000円 学生3000円
※雨天決行
※マイ箸、器、コップをご持参下さい。
※火の粉で服が焦げる場合があります。ご注意ください。
※参加者が20名以下の場合、場所を近隣別会場に変更して開催します。

チケット購入はこちら
http://peatix.com/event/213515