earth garden”秋”に出演&出店|バンド「Muff」 × ショップ「Rhythm9」

「ねえねえ最近、Muff イイよね、ノってるよね、カッコイイよね!?」 新作「RETRO FUTURE」と共にライブも絶好調

折にふれて気楽に聴いてきたバンドが一皮むける姿に、リアル・タイムに触れて、友達やライブ会場の隣の誰かと思わず話したくなる。その高揚感は自分にとって宝物だなぁ。僕たちアースガーデンの常連バンドである活動10年を超えるMuff。この春リリースした4枚目の新譜「RETRO FUTURE」で僕たちに届けてくれたのは、そんな感覚でした。

そして春からのMuffの快進撃は予想を超えて“斜め上”に飛んでいきます。6月には代官山UNITをワンマンで満員にし、7月アタマの代々木公園 earth garden “夏”のステージも大勢のお客さんを集めてエキサイティングなライブを披露、さらに7月終わりにはモーション・ブルー・ヨコハマでのワンマンまで成功させました。怒濤の春から夏、そしてこの秋も勢いを維持したツアーが続いています。

Muffのリーダー/ギタリスト「田口“マー”将之」くんは、ショップ「Rhythm9」のオーナーでもあります

「元々2000年代から代々木公園のアースガーデンに通ってました。『この人たちどうやって生きてるんだろう?』って感じのpokapokaとか不思議な出店者さんたちと出会ったことは、お店を始めるきっかけになりました」

Muffのリーダー/ギタリスト「田口“マー”将之」くんは、earth gardenの常連出店「Rhythm9」のオーナー。代々木公園の出店の中ではいつも笑顔で立つ爽やかな “ショップの人”でもあるのが、僕たちにとってはさらにグッときます。

「空気の薄いライブハウスより野外で演奏したい、それがフェスなら最高!。そういう感覚と、お客さんがトランスする熱量への憧れもあって、Muffとして活動してきました。新作『RETRO FUTURE』の録音にかかっていく時に、大阪から上京してまで参加してくれたオルガンの「ナオッキー」の若いやる気に背中を押されましたね。アルバムをきっかけにライブも増やして少しは無理もしなきゃダメだ、ってメンバーの意識の変化も重なりあって今の手応えにつながってきたんです」

新作「RETORO FUTURE」の(懐かしい?)新しさ!!

そもそも、春先に新作「RETORO FUTURE」を聴いた時「おっ、スゴイ!気持ちイイ!!これMuffだよね?もう10年以上やっているあのMuffに、いったい何が起こったの!?」と感じました。ドライブ感あるシャープな楽曲と演奏。スタジオ・アルバムでありながらそれを超えていくダイナミックなライブ感。

新メンバー「ナオッキー」の力強いオルガンと、それに絡むスピーディーなギター&リズム・アンサンブルの演奏、あらゆる音楽を飲み込んでいくJAMバンドの雑食的な文脈と共に結晶している音源のクオリティ。

「RETORO FUTURE」=“懐かしい、新しさ”と銘打つ感覚、既にベテランの域に入りつつある彼らへの期待の斜め上をいく躍動感、ぜひ手にとって聴いて欲しいアルバムです。

けっこう楽しく生きていて、バンドもお店も続けることを頑張りたい

ファンクなジャムバンドのリーダーにしては、生真面目さのほうが前に出る感じで話し続ける田口“マー”くん、ショップ・オーナー&出店者としての顔もあることについて、どんな考えを持っているんでしょうか?

「先にバンドのほうを本気でやっていたので、どこかに属せず自由にできる仕事はなんだろう?って考えたんですね。ホントはバーもやりたかったけど、酒好きが酒の店をやっちゃいけないだろうなと(笑)。ヒッピーカルチャー的なモノが好きだったのもあって、今の下北沢の雑貨屋『Rhythm9』をつくることになりました。もうお店も8年になるしバンドも長い。できることは限られているって現実的な感覚もあるけど、けっこう楽しく生きていて(笑)、バンドもお店も続けることを頑張りたいって素直に思っています」

彼とは、代々木公園のearth gardenに来れば誰でも親しく話すことができます。加えて、ステージで皆を気持ち良く踊らせ、素晴らしい演奏を届けてくれるというのが、僕たちにとって大きな喜びであるのは間違いありません。

バンド「Muff」の演奏の興奮と、下北の雑貨屋「Rhythm9」の優しい楽しさ、両方に触れながら、その活動の広がりを楽しんでいけるのはアースガーデンならではのカルチャーだと誇らしく思います

ぜひ、10月28日(日)の代々木公園で、バンド「Muff」とショップ「Rhythm9」の両方に触れてください。