大人への絵本のススメ MY ROOTS BOOKS|earth garde“秋”2019

10月26日(土)&27日で開催のearth garden “秋”で開催するMY ROOTS BOOKSのテーマは、【あなたと絵本】です。

毎回MY ROOTS BOOKSの選書の中で、絵本は必ず何冊かは閲覧できるようにしてきたのですが、今回は絵本だけを集めて展開します。また、キッズエリアの横で子どもたちにも一部手にとれるように、スタッフやボランティアの絵本を並べます。

あなたと絵本の関係は?

大半の人は、記憶の有る無しにかかわらず絵本を読んでもらったことがあると思います。私は『ぶたぶたくんのおかいもの』や昨年亡くなられたばかりの加古里子(かこさとし)さんの『だるまちゃん』シリーズを母に読んでもらった記憶があります。

親になった方は、自分自身の幼少期に続いて、再度絵本と出会い直す経験をするでしょう。我が子に何度も何度も同じ絵本を読んでほしいとせがまれて、眠い目をこすりながら朗読をするのは、後で思い出すととても贅沢な時間です。

私も『ぶたぶたくんのおかいもの』は、文字数が多いので母は大変だっただろうなとしみじみしながら、我が子に読み聞かせをしました。

そうして自分が親になると、自然と自分の思い出の中にある本を我が子にも読んであげたい思うものです。絵本だけは残してある実家もあるかもしれません。

大人の自分が選ぶ絵本

絵本に触れないでいる大人の皆さんには、是非小さな頃に読んでもらった絵本をもう1度手にとってみることをお勧めします。子どものときは、子どもの心で物語りを楽しみますが、大人になると、今の自分なりの発見や感想を抱くものです。そして、親に読んでもらった記憶がない人は、改めて自分で絵本を選んで読んでみることをお勧めします。

絵本には、“子どもたちが大きくなるときに大事にしてほしいこと”を作家たちが気持ちを込めて描いています。シンプルですが、深く読み込もうと思えば理解が深められる、そういう面白さがあります。

幼児と大人が同じモノで喜べる

私も大人になってから自分のために購入した絵本があります。最近は、大人が読むことを意識して書かれた絵本もありますし、ことばや絵がアートとしてすばらしかったり、愉快だったりと、大人の本棚に一冊だけ入っていることも少なくありません。

幼児も楽しくて大人も楽しい、そんな風に感じられるものって、世の中にそう多くはありません。今のあなたの心で、絵本を手にとって読んでみてください。

この企画がそんな機会になることを願っています。読書の秋。アースガーデン関係者の選ぶ絵本を楽しみにキッズエリア隣のMY ROOTS BOOKSまでお越しください。

※また、キッズエリアでは、子どもたちがワクワク楽しめる<新聞プール>と<壁にお絵描きしよう!>と大きなお絵描きコーナーをご用意しています。そして、今回はボランティアによる絵本の読み聞かせもあります。

みなさんを絵本と共に、お待ちしております。是非お越しください。

earth garden “秋” 2019