「日本YWCA」による2015年3月の保養プログラムはこんなに楽しそう!次は夏休み!

東日本大震災と福島原発事故から4年が経とうとしていますが、厳しい現状が続いています。低線量被曝の中で、被災地で暮らす子どもたちは、外で思い切り遊ぶことが難しく、お母さんたちは、家族のために水や食べ物を気にしながら生活しています。そんな毎日から離れて、少しでも楽しい時間を過ごすために、日本YWCAでは保養プログラムを提供しています。2015年3月には、春休みを利用して4カ所で保養プログラムが実施されました。

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呉では、「瀬戸内のオレンジアイランドで過ごす春休み」を実施しました。親子で参加し、瀬戸内の島暮らしを体験しました。みかんの収穫やサイクリングなど、楽しい時間を過ごしました。京都では、中学生・高校生を対象とした「京都で進学を考えよう」という学習中心の保養を実施しました。 憧れの大学を現役大学生の先輩と訪問し、京都めぐりをしながら将来についてゆっくり考えることができました。

熊本では、「福島&熊本キッズ 春のわくわくキャンプ」が実施されました。福島の小学生たちが、熊本の小学生と一緒に、外で思いっきり遊びました。くまモンにも会えたよ!!そのほか大阪の「わいわいスティプログラム」では、大阪の春を満喫しながら、野外で思いっきり遊びました。

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このようにYWCAでは、それぞれの地域ごとに、特色のあるプログラムを展開しています。

なお、プログラム参加者の費用負担は、極力低く抑え、安全管理には十分注意を払った上で実施しています。

次回は夏休みです。全国のいろいろな地域で保養プログラムが予定されています。1人でも多くの被災地の子どもが保養プログラムに参加できるよう、よりよいプログラムの実施のために、皆さまのご寄付・ご協力をお待ちしております。

YWCAとは

YWCA(Young Women’s Christian Association)は、世界事務局をジュネーブにおく国際NGOで、国連の諮問機関です。1855年に英国で始まり、現在世界120あまりの国で、約2500万人の女性たちが活動しています。日本においては1905年の設立以来、100年以上にわたって、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現するために、さまざまな社会貢献活動を展開しています。

日本YWCAは、2011年の東日本大震災以降は特に、津波や原発事故の被災者に寄り添う支援活動に力を入れ、「com7300」と名付けた中長期支援を実施しています。

comはラテン語で「ともに」を意味し、7300は20年間の日数で、2011年に生まれた子どもたちが20歳になるまで支援を続けることを表しています。com7300では今回ご紹介した「保養プログラム」のほか、家族で利用できる「セ カンドハウスプログラム」、福島のお母さんたちが集う場所を提供する「カーロ ふくしま」の3つのプロジェクトを実施しています。

保養プログラムでひとりでも多くの子どもが外で思い切りのびのびと遊べるように、皆様のご協力をお願いします。
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