フィリピン台風被害で倒れたココナッツの木を利用した「COCO no Ki」

ココナッツ専門店「ココウェル」が取り組む台風被害で倒れたココナッツの木を利用した「COCO no Ki」の展示会が、東京国分寺のカフェスローで行われます。ワークショップやトークイベントなども行われるとのこと。

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2013年11月8日、フィリピン中部を大型台風30号(フィリピン名:ヨランダ)が襲いました。レイテ島やサマール島、パナイ島などで、死者・行方不明者合わせて約8,000名、被災者1,600万人以上、家屋114万戸余が倒壊するなど、甚大な被害をもたらしました。元来貧しい地域を襲った災害によって、被災地で貧困の加速が進むことが懸念されています。

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農業や漁業を主要な産業としていたレイテ島において、台風の被害で田畑は破壊され、船や漁具が流されたことによって、多くの人々が仕事を失いました。農業の中でも大半を占めるココナッツもおよそ3,400万本が吹き飛ばされ、早急にココナッツ農家の生計を立て直すことが求められています。

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そんな状況の中、台風で職を失った人々と共に、倒れたココナッツの木を利用して雑貨を作るココウェルのココウッドプロジェクトが立ち上がりました。

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職を失った人々から希望者を募り、DTI(貿易産業省)の協力のもと技術トレーニングを行い、ココウェルからはチェーンソーや加工機械を提供し、お箸やスプーン、フォーク、そしてお皿などを作れるようになってきました。

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台風被害から1年がたった2014年11月8日には「COCO no Ki」というブランドが立ち上がり、プロジェクトに参加するメンバーも増えてきています。記憶から忘れられたあの大きな自然災害をもう一度思い出すと共に、ココウッドプロジェクトの状況、これからの「COCO no Ki」の展望を伝える展示会です。

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台風被害から生まれたココウッドプロジェクト
『COCO no Ki展』

日付:2015年6月16日(火)~21日(日)
時間:11:30~18:00
但し 19日(金)11:30~15:30 / 21日(日)11:30~16:00(最終日)
場所:東京 国分寺 カフェスロー

Workshop 「COCO no Kiで簡単アクセサリー作り」

2015年6月20日(土)11:30~15:30 ※時間内で自由参加
場所:カフェスロー別棟こどもパン2階
参加費:100円(税込)
持ち物:特にありません。

Talk event~スローな夕べ 「フィリピン・台風被害からの復興。ココナッツでできること。」

2015年6月20日18:00(開場)/19:00(開演)
出演者:ココウェル代表 水井 裕
参加費:¥3,000(税込)
お問合せ/ご予約はカフェスロー申し込みフォームまたは、お電話にて

ココウェルのココナッツオイルやファイバーを使った、その日だけのスペシャルココナッツディナーが、
今回お披露目するココウッドプロジェクトから生まれたお皿に盛り付けられます。ココウッドプロジェクトのお話とともに、お食事もお楽しめるとのこと。