【エネパレハロウィンパレード】28日(日)@earth garden”秋” アースガーデン代表・エネパレ呼びかけ人 南兵衛の記事も

エネルギーシフトパレードがハロウィンとコラボしました。TRICK or TREATではなく「TRICK or NO NUKES」仮装大歓迎というパレード。28日(日)の13:30@アースガーデン”秋”のメインステージにてスタートです。

記事の後半は、アースガーデンフリーペーパーより、アースガーデン代表で、エネパレ呼びかけ人の一人でもある南兵衛の記事も記載!

   


『エネパレハロウィンパレード』 開催決定☆
~原発やめなきゃいたずらしちゃうぞ TRICK or NO NUKES 自分が変われば社会が変わる

10月28日(日) 代々木公園アースガーデン秋
12:15 リクルマイライブ
13:00 パレードアピールトーク開始(集会)
13:30ごろ ステージから出発
15:00 パレード帰着、エネパレトーク
15:30 フライングダッチマンライブ
コースはこちら↓
http://goo.gl/maps/cClU1

仮装大歓迎!ドラム大歓迎!
ステージ近くにエネパレブース出展します10月27日(土)、10月28日(日)両日。ハロウィンお面クラフトできます。仮装の着替えスペースも作ります。みなさん遊びにきてね。

詳細はエネルギーシフトパレードのホームページへ
http://www.enepare.org/next_event


ここから、アースガーデンフリーペーパーより、
アースガーデン代表で、エネパレ呼びかけ人の一人でもある南兵衛の記事です。

脱原発デモ / パレードをつくる

文:南兵衛@鈴木幸一

8月22日、野田総理と首相官邸にて会談しました

あれは間違いなく、“僕たち”でした

写真のとおり、野田総理と前総理の菅さん、官房副長官の斎藤さん達と、時々テレビなどでも見る官邸のあの部屋で向かい合って、脱原発への市民の思いを言葉の限りに伝えてちゃんと、“会談”してきました。

市民運動の成果としてかつてない事だとか、色々言われていますが、やっている本人たちは、そんなことより脱原発を本気で実現させるため、最大限に首相との30分を活かそうと、真剣で必死でした。

そしてあれから1ヶ月以上が過ぎて。

それでも未だ、大飯原発は動いていて、圧倒的に多くの市民が原発ゼロを求めたのに(集約によっては80%以上!)、政府による脱原発の道筋はまだまだ曖昧です。
本誌中面で、前総理の菅直人さんの語るように、日本での脱原発は確かに“まだたった1年半”なのです。これからが本番です。息長く、続けていくのです。

なぜ僕が、首相との会談メンバーだったのか?は、

僕たちがつくったデモ/パレードの話しに重なります

去年4月初旬、まだ大震災から1ヶ月半。放射能の恐怖もリアルだった頃に、たった1週間で田中優さんの講演会を開き、1000人以上が代官山に集まりました。そして集まった仲間たちと終了後には、脱原発デモ「エネルギーシフトパレード」の準備が始まり、たった2週間後のアースデイでの開催を目指します。

それまでデモの主催などしたことはなかった僕たちが、止むにやまれず始めたパレードでした。サウンドカーの手配から装飾、警察への申請、アースデイとの調整、宣伝等々、みんな手探りで、それぞれの経験を分担してミーティングを重ねました。5000人以上の人々が集まった当日、渋谷の街を無数の菜の花と共に練り歩き、その姿は広く報道された最初の“脱原発デモ”になりました。

僕たちは、普通の人々が参加しやすい、練り歩く沿道の人が入ってきたくなるぐらい楽しい、新しいアピールの形を創ろうとしました。だから“パレード”と呼び、子ども連れが参加できる“ファミリーグループ”をつくり、カラフルな装飾を工夫しました。

デモのグループも、ファミリー、ドラム/鳴りもの隊、DJサウンドカー、バンドカー、シュプレヒコール隊(笑)といくつも用意して、参加する人が選べるように工夫しました。

こうしたアイデアは今も活きて、官邸前抗議のファミリーエリアは、メディアに再三大きく取り上げられ、デモに新しいイメージを与えました。

そうして2011年の4月から回を重ねたパレードは、311大震災一周忌に市民の追悼の場「Peace On Earth」と同じ日比谷公園を出発した「311東京大行進」で、他のデモを主催してきた仲間たちと合流、すぐに毎週金曜日の「官邸前抗議/デモ」が始まりました。官邸前抗議の呼びかけを続けるているのは、13グループと個人有志で構成された「首都圏反原発連合」。エネルギーシフトパレードはその一員として、官邸前などでのアクションを一緒につくってきました。

そして、普通のサラリーマンだったハットリくんは

いつの間にかデモや官邸前の先頭に立っていました

写真の爽やか青年ハットリくんはエネパレのコアメンバー。GWには、国内全原発停止を祝って、7mの大きな「緑のコイのぼり」と共にいくつものデモを練り歩き。官邸前抗議では集まる人々に気を配りながら誘導運営の先頭に立っています。そんな彼の姿は、NHKの特集などで大きく取り上げられました。

ハットリくんを筆頭にしたエネパレのメンバーは、代官山と渋谷という土地柄からか、普通の若者が明るく集まっている印象です。
一方で、デモ主催者の集まりである官邸前抗議の仲間は、首相面会の中継でもわかるように、七人の侍のように個性の強い、存在感のある面々です。

こうしたキャラクターの違いを皆が自覚的に役割分担しながら、脱原発という大きな課題に動いているのが、この市民運動最前線の面白さです。

6月、野田総理が大飯再稼働を発表

抗議の人々が毎週、数倍になる勢いで激増します

やがて、20万人もの人々が官邸前抗議に集まります。メディアでは「ツイッター、フェイスブックで云々」と言われますが、僕たちは多い時で週3回以上のペースで1000軒に迫るマスコミ各社関係者にメールとFAXで、報道リリースを発信して、マスコミも巻き込みました。

人の増加数はもちろん、坂本龍一さんなど著名人の登場も早めに記者ライターに伝え、必要に応じて記者発表を開催、自覚的な情報発信を続けました。また旧来のチラシ宣伝についても「100万枚チラシ配布」を実現。生協などの宅配を中心に、ライブハウスや賛同アーティストのコンサートなどでも配布しました。

一方で、爆発的に増えていく参加者と安全に抗議デモを続けるために、運営の仲間も増え、新しい形も次々と生まれ、7月末の「国会大包囲」では、国会前に人が溢れる市民解放区のような姿も現れました。

“国民的議論を”と重ねたパブコメと意見聴取会でも

市民の選択は圧倒的に“原発ゼロ”の結果となり

やがて野田首相は僕たちとの会談の場を持つことになります。

元々は僕たちが、総理官邸への抗議の申し入れを続けていたからです。そこで 僕たちは野田さんに精いっぱい脱原発への道を語りましたが、政府の脱原発への歩みはいまだ曖昧です。あの場を用意した菅さんとあらためて話しても、彼らが何を狙って僕たちと会談したのか正直よくわかりません。

ここまで来てあらためて、世界には様々な人々がいて、利害関係が入り組んで複雑なのだと深く実感します。が一方で、福島ではまき散らされた放射能の存在に理不尽に怯える沢山の人々と、汚染された山河が厳然と存在しています。

だからこそ、シンプルな暮らしや命のあり方から発信する、デモや市民のアピールはやはり大切です。

デモ/パレードの世界は、今やカルチャーの最前線!?

ぜひ一度、参加してみて下さい。ストリートをパレードして見える世界は、また新しい発見と楽しさが広がっていることは、保証します。