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人間から始まる。

人間から始まる。
2007.6.16. 南兵衛@鈴木幸一

 アースガーデンという名前を掲げて10年以上、成り行きながらも新しい場創りにけっこうな時間を賭けてきた。その今日この頃の実感として、人と人の“縁”こそが財産だとシミジミ思うことしきりである。現にこのコラム欄がこれまで1年近くをアースガーデンとキミドリの求人欄として流用されていたという歴史(?)もあったりする(こじつけか(笑))。

 ちなみにアースガーデン&アースデイ@代々木公園の流れでは、年3回の場づくりで毎回延べ120人〜200人以上のボランティアの若者たち(中には中高年の方もいますが)と交わる。仮に各回平均150人延べスタッフ数÷3日間=純粋参加数が50人、として毎回の入れ替わりが50%と考えても年3回で100人、これを7年続けてきたから少なめに見積もっても700人以上、おそらく実際は1000人ぐらいの顔ぶれと触れあってきたというコトなのだと思う。

 僕のあとにアースデイ東京の事務局長になってバリバリにやってる中島悠はまだ高校生の時の彼にアースガーデンの比較的初期の時期に出会っていてここまでの歩みも少々天才肌、逆に半日足らずのお手伝いで二度と来ないヤツも少なくない。まあ相性もあれば好みもある、何より1人1人が自分の人生のごく一時とはいえ時間を賭けてくれるワケだから、それぞれの歩みに多少なりと有意義な時間を楽しく過ごしていって欲しい、っていうのが僕の最大公約数的な想い。
 そしてそういう優等生的な気持ちのもっと奥に、お互いの理想と能力と経験値etcの“人間力”のトータルが音を立ててぶつかり合うような手応えのあるヤツと「本気の仕事」がしたいと、少々ハングリーな僕がいつもいる。
 個人史的には、20代前半で得た自然の美しさと安心への確信が自分の歩みにとって大きな要素だったけれど、その確信から前に進みだすとドンドン人との交わりが大きな比重をしめるようになっていった。
 そしてこの2年、少々狭いけれど対外的には開かれた“オフィス”を手に入れ、何の間違いか勢いで飲食店「キミドリ」まで起動させ、パートタイムを含む総スタッフ数が10人を超えると、いよいよ“求人”なんてものもコンスタントに掲げるようになって来たから、えらいコトである。

 右往左往、七転び八起きしながら(笑)しみじみと、「結局は人間次第だなぁ」と思う。
 最近の草の根オーガニック&エコ系業界(笑)では“求人”がけっこう話題で、景気の良くなってきた世の中、メディアで取り上げられるようにはなってきても給与のベースアップはそうそう進まないオーガニック&エコ系の求人はけっこう厳しくなっているのが実感。あんまり深く考えなくても普通の仕事で少しはイイ給料がもらえるようになってくれば、理想や不満の大きくない人は普通の道を進んでしまうのだ。仲間の店やメーカーは求人誌やwebサイトなどを利用しつつもみんな四苦八苦している。
 「地球温暖化を筆頭にこれだけエコが話題なのに!?」と思うかもしれないけれど、予算と規模ありきの大企業や行政が世の潮流に対して舵を切って動くのと、理想と実感を手がかりに一つ一つ積み上げてきた街角のオーガニック食堂やエコ雑貨屋さんではまるで現実が違うのだ。もし、オーガニック&エコロジーの理想に燃える優秀な若者たちが、次々と草の根系の事業体に参加したり起業したりしていく時代が来るなら僕には涙モノだ。
 少々シニカルに書いてしまったけれど、それでもこの方向に進んでくる若者の数は10年前に比べればヒト桁は違っている。自分の能力と時間の許す限り1人1人と向き合い、前に進んでいくのはこれまでと変わらない。

 最近シミジミこう思う。
「能力で仕事する人よりも、情熱と覚悟で仕事をする人と仕事をしたい」
 これの説明をするとまた一本コラムが書けてしまう。
 今日はこんなところで、良しとしましょう。
 このテーマ、また書きます。

〜〜〜
今回の写真2枚はどちらもこの2〜3年のアースデイ@代々木公園でのモノ。
なんともいい顔で写っている1人1人が、イイ人生と共に、より良い地球と世の中に楽しく関わっているコトを願っています。